健康や生きがいづくりの観点からも運動・スポーツ振興の重要性が高まっています。高齢者の中には、積極的に運動やスポーツに関わる人たちがいる一方で、運動やスポーツを全く行わない、行えない人もいます。今後は、これまで以上に、それぞれの状況や健康状態に応じてカラダを楽しく動かすことが大切になります。誰でも、どんな年齢の人にも楽しめる運動・スポーツの推進と楽しくカラダを動かすことが重要になります。
より多くの方に「運動・スポーツ」に親しんでもらうためには、個々の体力や体調に合わせて、誰もが楽しみながらカラダを動かせることが必要です。まずは激しく動いて相手と競うことがスポーツという狭いスポーツ観から脱却しましょう。一人でも自分のペースで行えるウォーキング、夫婦で声を掛け合いながら気軽に行えるストレッチ運動、多くの仲間と和気あいあいと楽しめるスマートスポーツなど、すべてが「スポーツ」なのです。
ウォーキング、ラジオ体操、ダンス、スマートスポーツなど、なんでも良いのですが、長続きできるようにしましょう。運動・スポーツは、元気づくりだけではなく、仲間と行うことで励みにもなります。60代から始めた運動・スポーツによりぐんぐん体力をあげ、引き締まったカラダと精悍な表情を取り戻し、若々しい自分を獲得した人も少なくありません。運動・スポーツは、生きるはりあいや目標にもなり、元気な人生を実現するのには必要不可欠です。
スマート(Smart)+スポーツ(Sports)を組み合わせた造語です。以下の要素を含む種目を取り上げています。身体感度を高めるスポーツ/身体操作に関する新たな発見のあるスポーツ/コミュニケーションを深めるスポーツ/楽しみながら体力の向上に役立つスポーツ。